Googleの全貌 そのサービス戦略と技術


 これって、グーグラーの20%ルールの中でできたサイトではないの?

グーグルエンジニアが「こんなサービスがあったら投票する人が喜ぶかも! とりあえず作ってしまえ!!」とばかりに

ありあまる程の自社インフラでサクサクと短時間でつくり、社内イントラで公開したら、これがまた評判がいいので

それじゃ一般公開しよう、そんな背景を感じるサービスです。


 時折しも参院選挙戦。とあるTweetからこのサイトの存在を知りました。

http://www.google.com/appserve/senkyo2010/


この記事は、Googleの今とこれからをちょっと垣間見てみようと、たまたま読んでいたGOOGLEの全貌 そのサービス戦略と技術とリンクしています。

この本の章構成をみると大体のイメージがわかると思います。

1章 グーグル、次の一手
2章 検索、メール、OS 〜 常識打破への挑戦
3章 グーグラーが語る技術開発戦略
4章 データセンター 〜 自前で最強を実現
5章 グーグル気質に見る強さの秘密
6章 ソースコードから見るグーグル気質
7章 グーグルの課題 〜 競合から社会、法律まで
8章 グーグルの大望 〜 ネット至上主義の行き先


注目したのは「5章 グーグル気質に見る強さの秘密」。

あまりに日本のIT企業の有り様と違うため、羨ましさを通り越して、いまや「あこがれ」の存在となりました。

グーグルという職場には、9時5時業務を無難にこなし、残業すれば評価されるような安易さがありません。(社員ではないので推測です)

「大きくなっても『小企業』」、「世界を変える」が合い言葉、とメンバーが一様に応えるなど、経営陣のコンセプトと確実に調和している様は見事と言うしかありません。

これぞグーグルの力(ちから)、脱帽です。

GOOGLEの全貌 そのサービス戦略と技術